愛をもって中今を生きる。

平凡な主婦が自分軸に目覚めた軌跡

平等なんていらない。

平等って言葉をきいて、どんな印象でしょうか?
いい印象をもっている人のほうが多いと思います。
平等の反対語は不平等です。その意味は、格差だったり、差別だったりします。
差別も格差もいいイメージがないから、平等がいいイメージになるのでしょう。
格差をなくそう!
差別をゆるすな!
それは結局平等を目指すということです。

でもこの平等が、私はくせ者だと思っています。
平等にすればみんな納得する。
平和には平等が必要だと思っている人が多いのですが、
本当に平等というのは平和でしょうか?

平等というのは、みんなが同じということです。
どんな人にも分けへだてなくということです。
とてもいいイメージに聞こえますね。
誰もが幸せになりそうですよね、一見。

みんなが同じに扱われること。平等に。
この先にはっきりいって幸せはありません。

なぜなら、人間はみんな違うからです。
人間だけではない。動物もみんな違う。
どこからどこまでを平等にすれば気がすむでしょうか?
平等にしようと思うから、格差が許せず、差別が生まれるのです。もしくは、平等でない世界だから、上を目指すということにもなります。
平等を目指している。
でも諦めている。
だから、競争が激しいのです。

平等じゃなく競争を促すのが資本主義。
平等を目指しているのが社会主義。でも実際は独裁。
私の感覚では学校生活は社会主義に近く、
社会にでてから資本主義にさらされるという感覚があります。
平等を求められていたのに、社会にでると急に競争にさらされる。受験だけは競争社会ですが。
今の世の中は競争の資本主義の中で、平等を目標にしたりしているのが、大人も混乱する原因です。

私は最近まで平等に関して、悪いイメージをもったことがなく、平等と平和は類義語だと思っていました。
競争しないで平等にしよう!それが平和のためだ!って。
でも今ならわかります。
平等っていうのは、幸せになれない。
平等を目指しては駄目なのです。

一人一人の違いを認める。自分にその瞬間瞬間でできることをする。他者を思いやって行動する。
これが本当の幸せに必要なことです。
これらは、平等を目指しているとできないことです。

平等だと違いを認められない。
平等だと同じ扱いを求めるようになる。
平等だと他者を思いやれない。

平等なんていらないのです。
自分が損をしても、必要な人のところにまわればいい。
自分ができることで、誰かを助けられればいい。
誰かができることをできる必要もないし、違いに嫉妬する必要もない。
他力本願になることもない。

自分の人生を自分らしく生きるには、この平等のいうワードに打ち勝つ必要があると思います。
弱者にやさしく、自分ができることを分け与える。
それは平等を目指しているからではなく、自分が幸せになるためです。

平等という言葉に気をつけて。
それはトリックワードです。