愛をもって中今を生きる。

平凡な主婦が自分軸に目覚めた軌跡

「半沢直樹」を見た。

今年はほとんどテレビを見なくなりました。
テレビをつければコロナコロナでうんざりしたからです。
でも久しぶりに毎週楽しみに見たテレビ番組が「半沢直樹」です。視聴率もすごいですね。
パート1が7年前なので、コロナもあり、時代に合わないんじゃないかと思ったら、おもしろい!
堺さんの演技力と俳優人の熱がすごくて、ドラマというより一種のエンターテイメントになっていました。
水戸黄門のように、悪をスカッとやっつける、時代劇のような、コントのような笑いを狙ってるような、スカッと&おもしろ。

だいたいいつも誰かが怒ったり怒鳴ったりしているので、子供に見せるのはどうかと思いましたが、子供もおもしろがって一緒に見るように。
内容は難しいですが、誰が悪役で誰がヒーローかわかれば楽しめるようです。
キーマンである大和田役の香川さんは、カマキリ先生として子供に絶大な人気と知名度を誇っています。子供もカマキリ先生に注目して見て楽しんでいました。

今回の半沢直樹は見事に今の世の中に合わせてきたように思います。
ただの復讐劇から、正義のヒーローものへ。
主人公の半沢のセリフも、コロナ禍の不況の中踏ん張るサラリーマンやOLを元気づけるものでした。
なんのために働くのか。
お金のためなのか、お客様のためか。

施されたら施しかえす、恩返しです!

私は何気にこのセリフが一番好きです。
生きているだけで、誰かから施されて生きています。
つまり、生きている限り恩返しなのです。

人生が恩返しだと思って生きていくことが
生きがいになります。

戦後、自分のためだけに生きようとする人が増えました。私もその1人でしたからわかります。
自分の幸せのため、自分のお金のため、周りと競争して生きていました。
でもそれは空しいということ、今ならわかります。

半沢直樹はそのことを日本中に考えさせてくれたように思います。単なるエンターテイメントを越えた、ひとつの使命をもったドラマだったのかもしれません。

見事に成し遂げた俳優陣には、心から拍手!