愛をもって中今を生きる。

平凡な主婦が自分軸に目覚めた軌跡

【自己肯定感①】日本の神話を子どもたちに。

自分軸で生きていくのには、ある程度の自己肯定感があるとやりやすい。
今の日本は世界でも子どもたちの幸福感が少ないというランキングかあるそうですね。
マスコミのランキングはあてになりませんが、私も江戸時代や昭和の時代と比べて、子どもたちの幸福感が減っているように感じます。
幸福感というのは、物質的な飢餓や健康も直結しますが、日本は貧困に関してはまぁまぁ行き渡っている国です。なのに、幸福感が低いというのは、要は精神面なのです。
精神的に幸福感が高いというのは、自己肯定感があるということです。
ありのまま、自分のままの存在を認める。
ということです。

今の子どもたちが自己を肯定できない理由の1つに、
日本の神話が封印されたというのも関係があるでしょう。
神話がない民族というのは、必ず滅亡するという研究をしている学者もいます。
神話というのは、私たちがなぜ生まれ、なぜこの国で生活しているのか、という疑問に直結する重要な軸になるのです。
神話がなければ、どこで生きていようと、どんな民族だろうと関係なくなってしまい、それは民族の存続に関わるのです。

日本は敗戦後、GHQによって神話を封印されました。
だから、私は習っていません。
大人になって調べるまで、なにも知らなかったです。
日本の神話というのは、古事記や日本書記にまとめられ、伝承されてきたのです。
今の日本の教科書は、推古天皇が急に登場し、それ以前は石器や土器の話しばかり。
まさか、天皇が2600年前から続いていたなんて知らなかったし、それが世界最長ということも。
初代の天皇の名前も知らなかったし、ましてやその前に神代時代があったなんて全くきいてませんでした。
そんな古い話、みんな興味なくなってしまったのだろうと、もうわからなくなってしまったのだろうと、勝手に思っていたし、気にもしてなったのです。

でも日本にはちゃんと神話はあって。
歴史の記録もずっと残っています。
それをここ70年封印されただけ。

日本の神話には、世界でいうと聖書のように、
世界が始まったところから描かれています。
そして日本列島ができ、
神々が争ったり、結婚したりしながら、
今の国を作っていく、という物語。
登場人物で有名なのは、イザナギイザナミアマテラスオオミカミスサノオなどでしょうか。
これでもかとたくさんの神々が登場します。
神話なので、これを真実であるか検証する必要はありません。
先祖代々、いい伝わってきた民族の伝承である。
そういう捉え方でいいと思います。

ただこれを知ってるか知らないかで、
私たちの日本という国に対する肯定感も
全く違うものとなります。
なぜ日本だけが、世界となんとなく違い、この島で世界最長の王朝を生きてきたのか。
それ以前にはなにがあり、どんな民族の血が流れていて、どうしてこのような風習があるのか。
すべてのことが身近で自分に関係があると感じることができるのです。

日本の子どもたちの自己肯定感を高めるためのひとつとして、子どもたちに日本の神話を伝えたほうがいいと思っています。
これからどのような大人になっていきたいか。
自分は何者か。
自分の生きている土地、先祖を知って生きていくことが、自分を肯定して生きていくことにつながります。

今は便利な時代で
封印していた神話も、ネットですぐに調べられます。
子どもたちに届くといいのですが。