愛をもって中今を生きる。

平凡な主婦が自分軸に目覚めた軌跡

最悪を想定して子育てするな

これは子どもの将来のためを思うあまりやってしまう、ちっとも子どものためにならない子育ての話しです。

それは最悪のことを想定して、先読みにてしまうこと。

例えば、雨の日に走ったら転ぶかもしれない、とか、
1人で出掛けたら誘拐されて行方不明になってしまうかも、とか、
送り迎えをしなかったら交通事故に巻き込まれてしまうかも、とか。

はっきりいってそんな最悪の事態を想像すれば、
想像するだけ最悪のパターンがでてきます。
親は勝手にその最悪のパターンを想定し、
リスク回避に努めるのです。

走ったらダメと怒る。
送り迎えを必ずする。
危ない遊びをさせないようにする。
害がありそうな友達と遊ばせないようにする。

どれも子どもの安全と幸せを思ってこそ。
でも、これらはすべて子どものためになりません。

すべては経験なんです。
嫌なこと、痛いこと、苦しいこと、そりゃ経験しないほうが幸せかもしれません。
でも経験したところに学びがあり、成長があります。
最悪のことを想定している親に育てられると、最悪を想定する癖がつきチャレンジ精神もなくなってしまいます。

子どもがやりたいと思ったこと、それをなるべくやらせて経験させてあげるのが親の勤めです。
それは親からみれば、危ないことかもしれない。みるからに失敗しそうなことかもしれない。
だから先読みして「やめなさい」と言いたくなります。
でもそれは子どもが失敗する経験を奪うことになります。
失敗したからこそ得られる学びと成長から遠退けることになります。
それか成功して、格別な達成感を得られるチャンスを奪うことになるかもしれない。
どっちに転んでも経験なのです。
これはほんとに多くの親がやりがちな過ちであり、親として勇気を試されるところでもあります。
子どもの成長のために、子どものやりたいことを後押しする親が増えてくれればと思います。